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三陸海岸大津波

  千葉県勝浦市興津海岸で2012年4月4日早朝、クジラが1頭漂っているのを漁師が見つけた。やがて波消しブロックに打ちつけられ、昼過ぎに波打ち際で死んでいるのが確認された。体長8メートルの幼いメスのマッコウクジラだった。東日本大震災の前には茨城で54頭座礁、昨年2月のニュージーランド地震の際100頭ものクジラが打ち上げられ、地震の前兆だったのかといわれている。今回の勝浦のマッコウクジラは個体で、有識者では、このクジラのメスは20~30頭で集団行動しているのが普通で、何らかの理由で群れについていけなくなったものらしいということで地震との関連性はないそうです。

 先日、昭和45年に上梓された吉村 昭氏の「三陸海岸大津波」(文春文庫)を読んだ。記録小説家とでも言おうか。主観を入れずに、明治29年の津波、昭和8年の津波、チリ地震津波のことが書かれている。

 津波前に①豊漁が続き、②大干潮や井戸の水位が低くなり、③海上に青い閃光が走り、④砲弾のような音がするといった前兆があったそうです。

 今回の東日本大震災についてこういった報道はあまりなされていないがどうだったのだろうか?

 2006年7月に永眠した作者は、御存命であればきっと三陸海岸を視に行っているだろう。

 次は、氏の「関東大震災」を再読してみようと思う。

 

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