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神奈川県公立高等学校入学者選抜制度改善方針について

 神奈川県では現在中2生より公立高等学校入学者選抜制度が変わります。

 私達、「不登校」「ひきこもり」「発達障害」などの子ども達を支援している団体には大きな関心事です。①内申がどれだけ加味されるか②5教科の試験がどれだけ加味されるのかといった点です。先にあげた子ども達の中には、「小学校から不登校で・・・」「支援教室にいて”ひらがな”を毎年繰り返していて中学生になってしまった・・・」といったケースもあります。こういった子ども達に今回の入試制度改革はどのように変わるのかが問題です。

 先月10月に神奈川県において方針が出ました。細かいところはこれからですが、その度お知らせしていきたいと思います。以下は神奈川県の発表の抜粋です。

 本県では、生徒の多様なニーズに応え、活力と魅力ある県立高校を実現するため、平成12 年度から10 年間にわたり「県立高校改革推進計画」に基づく施策を展開してきましたが、今後も県立高校を取り巻く状況の変化に迅速な対応を図っていくことの必要性から、これまでの取組みの成果及び課題について検証を行い、それを踏まえて今後の高校教育のあり方を検討してきました。
 さらに、今後の高校教育が果たすべき役割とこれまでの入学者選抜制度の理念を踏まえながら、入学者選抜制度のあり方について、幅広い視点からの検討を行うため、平成22年7 月に学識経験者や学校教育関係者等からなる「入学者選抜制度検討協議会」を設置して検討が進められ、平成23 年3 月に協議会より「入学者選抜制度の改善について」として報告をいただきました。
 県教育委員会は、この報告を踏まえ、さらに幅広く県民のみなさまからのご意見をいただいた上で、今後の入学者選抜制度の改善について検討を進め、平成23 年7月4日に「神奈川県公立高等学校入学者選抜制度改善方針(案)」を策定し、公表いたしました。
その後、1ヶ月にわたる県民意見募集(パブリックコメント)を通し、改善方針(案)に対するご意見をいただいた上で、引き続き検討を重ね、このたび、「神奈川県公立高等学校入学者選抜制度改善方針」として策定しました。
 この「改善方針」は、新しい学習指導要領が求める新たな学力の把握と中学校教育と高等学校教育の接続の考え方を生かした改善を柱にしながら、各高等学校の特色に応じた主体性の確保と生徒自らの希望に基づく志願を確かなものにする改善、生徒の特性や長所を総合的に評価することができる改善を図るとともに、選抜期間の長期化や選考基準の複雑化といった課題に対応することで、より一層充実した入学者選抜制度への改善方針として策定したものです。

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