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メディア・リテラシー

 先日、ある小学生のお母様から「子供の位置検索のために携帯電話を持たせているが、メールのやり取りを出来ないようにしている。同学年のお友達同士はメールでのやり取りでコミュニケーションをとっている。将来仲間に入れてもらえないのではないだろうか?」という相談がありました。

 

 そのお子さん自身はメールのやり取りをしなくても大丈夫ということでしたので、その方向で様子を見ることになりました。(勿論、その学校では携帯電話を禁止していますし、家庭での友達同士のメールのやり取りも学校は禁止しています。)

 

 この話を先日違う小学校の校長先生と話題にしました。彼が言うには、学校でとめようとしてもあと5年もしないうちにほぼ全員が携帯でメールでのやり取りを家庭で行うであろう。その使い方を学校でどう教育するかが問題であるとのこと。  本当にそのとおりです。

 

 

 知事の付属機関である神奈川県青少年問題協議会では、平成20・21年度に「情報化社会における子どもとメディアとの関わり」をテーマに審議し、今年3月に審議結果をとりまとめ、その中で、”私たちが目指すところ”として、

 

 ○子どもたちが低年齢期から健全なメディア習慣を身につけること

 ○子どもの健全なメディア習慣の形成を社会全体の問題として捉え、保護者・家族だけでなく、子どもの育成に深く関わっていくべき全ての関係者が手を携えて取り組んでいくこと

 

が報告され、保護者・家族に向けた啓発冊子「上手なつき合い方していますか?子どもとテレビ。(ゲームもね。)」が作成されました。

 

 ここでのメディアは、おもに低年齢期の子どもにとって身近なテレビ、ビデオ、家庭用ゲーム機などを指していて、メール・インターネットは入っていませんが将来はこれらのことも話題になるかと思います。

 

 この冊子の中身では「子どもと一緒にいても、ケータイを長時間いじっていることが、よくある。」「親だって、ガマン。」など単に子どものことだけでなく子どもを取り巻く環境からの視点で書かれていてとてもいいと思います。

 

また、家庭用ゲームソフトには”年齢別レーティング制度”があることなど載っています。

 

 

 

 上記冊子に関するお問合せは

 

 神奈川県青少年課(神奈川県青少年問題協議会 事務局)

 電話(045)210?1111(代表)

 

 

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