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横須賀市療育相談センター 所長 広瀬宏之先生の講演

 昨日、横須賀市療育相談センター 所長 広瀬宏之先生の「発達障害の理解と対応のコツ」というテーマでお話を伺いました。

 

 

 2年前にできた横須賀市療育相談センターですが、昨年1年間で約450人の初診があり、そのうち約4割が自閉症スペクトラムだそうです。

 

 

 また、療育とは治療的要素+教育的要素という概念であり、

 横須賀市の出生数が現在約3300人×20年(成人までの年数)×1割=6600人が何らかの障害があることになり、ネットワーク作り、地域でささえる子育てが必要であるとのご意見でした。

 

 

 講演の対象が専門の人達ではなかったので、総括的で基礎的な内容でしたがゆったりとした口調で1時間半で講演なされたことはすばらしいと思いました。ありがとうございました。

 

 

 

付記

 

 *上記計算で20年としていますが、横須賀市療育相談センターの対象年齢は児童相談所と同様18歳となっています。

 

 *上記計算で1割としていますが、この根拠は山口薫先生らがまとめれた「小・中学校の通常学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する全国実態調査」(平成14年文部科学省)で通常の学級に在籍し、知的な遅れは無いが、学習や行動面で著しい困難を持つ子どもたちが6.3パーセントいるという結果が出ました。但しこの調査では「0回答(ゼロ回答)」の学校もあり実際は1割はいるであろうと言われています。この調査結果から日本全国に特別支援学級が設置されました。

 

 *上記、山口薫先生は星槎大学初代学長であり、現在も同大学で教えていらっしゃいます。湘南国際学院 大学部は星槎大学のサテライトカレッジとなっています。

 

 

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