通信制高校サポート校湘南国際学院から届ける新着情報

春休みのひと時

 春休みから4月にかけて、よく卒業生が教室に顔を出します。今年もA子さんが来ました。彼女は卒業後アメリカの大学に留学したはずなのになぜか電話が・・・?アメリカでちゃんとに単位が取れて、今、日本に戻り三田にあるテンプル大学に編入したいから英文の卒業証明書と成績証明書が欲しいとのこと。テンプル大学は1884年に創設されたペンシルベニア州フィラデルフィアに本部を置く州立総合大学で、全米5番目の規模をほこります。 ペンシルベニア州内の7つのキャンパスと、ローマ、東京、ロンドンにある国際キャンパスにおいて300以上の学位が授与されており、約130の分野で学士号が、110以上の分野で修士号、50以上の分野で博士号を取得することができるそうです。彼女は将来半年ぐらいローマのキャンパスで勉強したいという夢があります。また、東海大学体育学部に進学したBさんは、今、学科内で首席だそうです。すごい!!

 あたり前ですが、子どもは親や教師の所有物ではありません。この春休みの相談でもよく昔の話をする方がいます。湘南国際学院は「今あるありのままの姿」を信じ続けます。私どもの学院長がよくモラトリアムという言葉を使います。「義務無き権利」。学生時代にしか通用しない権利ですが、高2までは何をやってもやらなくてもいいことにしています。はたから見ると一見「放任」のように見えますが、その責任を取るのが親であり、教師です。今までにも湘南国際学院は信じたがために信用を無くす場面も多々ありました。それでも、今いる子ども達を信じ続けたいと思います。

 子どもは権利を主張すべきです。それによって、自分自身で自分自身が見えてきます。すべてが望む道に行かなくても、A子さん・Bさんのような子ども達が育ちます。

 今日は星槎国際高等学校の入学式です。新しい子ども達と出会うのを楽しみにしています。

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