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アオウミガメ

東京都のとある村
 広い空、透き通った海、豊かな自然。その全てがそろった場所が東京にあるのですが、ご存知でしょうか。最近では「世界遺産になる」という話題でニュースになったりしています。今日はそんな小笠原諸島に関連した話をしたいと思います。

 小笠原へは東京の竹芝から定期船「おがさわら丸」に乗っていきます。約25時間も乗るので、酔いやすい方は気をつけないと、時化っているときはつらい船旅になります。
 おがさわら丸は小笠原諸島で最もおおきな父島に停まります。父島ではダイビングや島内の観光、工芸にと、楽しみがいっぱいです。中でもお勧めしたいのが、地元ではカメセンターで親しまれている、小笠原海洋センターです。

 

kame.JPG カメセンターは名前の通り、カメさんがたくさんいます。小笠原諸島はアオウミガメの北縁の産卵地で、父島にも産卵にくるのですよ。ちなみに、ウミガメの中で最も可愛いのがアオウミガメです。センターにいる多くがこの種です。海洋センターはもともと東京都海洋環境保全協会という財団が運営していたのですが、現在はNPO法人エバーラスティングネイチャー(通称ELNA)がそれを引き継いでいます。事務所は横浜にあるのですよ。
 夏や春の長期休暇になると、ボランティアの方が仕事をしている姿が見られます。そしてなにより、夏の夜中には砂浜で生のアオウミガメの産卵を見ることができます。ですが、懐中電灯など、明かりを照らすのは厳禁です。カメが逃げてしまいます。それじゃ見えないじゃないか、なんて心配は無用で、実際夜の月明かりはこれほどなのかというのを思い知らされることでしょう。砂浜には海洋センターのTシャツを着たスタッフが巡回しているので、その方の指示に従って、散歩してください。お勧めの時期は七月の終わりごろです。このころになると、産卵だけでなく孵化も見ることができるかもしれません。
 また、春になるとホエールウォッチングが楽しめます。ザトウクジラのジャンプやソングが聞けて、見入ってしまうことでしょう。

 今回は海洋センターについての紹介がほとんどでしたが、小笠原にはまだまだ内地では経験することのできない経験がたくさんあります。世界遺産になる前に、ぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか。

 

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