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特別支援教育の観点から(2)  西永 堅 先生のお話

 前回、背の高い子もいれば低い子もいるように「認知能力には個人差」があることを書きましたが、支援の必要な子の中には、「抽象的概念の理解」が難しい子や「記憶」についても得意不得意の個人差があります。

 

 例えば「抽象的概念の理解」ですが、言葉で表せないもの・・・「算数の分数」や「if の文」「二重否定」などはわかりずらいものです。

 「廊下は走らない」という標語で「廊下を走らない絵」を見せるよりも「廊下を歩く絵」を見せてポジティブのフィードバックを指導したほうが良いとのことです。

 

 こういった全般的な知的発達の遅れはないが、部分的な認知能力の発達の遅れがある子どもたちにどういったことが指導する上で必要なのか?

 

 一つは、過去の経験を生かした推測 「見立て」です。

 

 経験が少ないから不安になる。

 こだわり(時間・並びなどなど)・・・。

 こだわらなくていい物事を広げていってあげる。大丈夫と安心させてあげる。

 1日1回の失敗の見立てでもいいので何か責任のある仕事をつくることが必要だそうです。

 

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